この記事を読んで分かる事
今回は、歌ってみたの録音が可能な場所について、それぞれのメリットとデメリットを交えて解説いたします。
録音場所の特徴を理解しておくことは、ボーカル音源のクオリティを保つために非常に重要です。
えー、お金かかるし自分の部屋でいいじゃーん!!
近所迷惑や機材にお金をあまりかけられない人もいるからね、そんな人にも「歌ってみた」を楽しめる場所を解説していくね!
ボーカル音源のクオリティが低下すると、ミキシング後の音源のクオリティにも悪影響を及ぼす可能性があります。
以下に、各録音場所の特徴を簡潔にまとめました。
「歌ってみた」の録音に必要なもの
まずは、録音に必要な道具について簡単ご説明いたします。
歌ってみたを収録するには、適切な道具を揃えることが重要で、準備を怠ると後々面倒な事態を招く可能性がありますので、しっかりと準備を進めましょう。
以下に、最低限必要な道具を紹介いたします。
既にお持ちの方は、該当部分をスキップしていただいても構いません。
- DAWソフト
- パソコン
- コンデンサーマイク
- オーディオインターフェイス(配信ミキサー)
- モニターヘッドホン
- マイクケーブル
- マイクスタンド
- ポップガード
- リフレクションフィルター(初期段階では不要)
- 撮影用カメラ(iPhoneなどで代用可能)
- 動画編集ソフト
これら全てが必須ではないですが、道具を揃えることでスムーズに録音作業を行うことができるでしょう。
「歌ってみた」におすすめの録音場所5選
①スタジオ
メリット
スタジオでの録音には、以下の2点のメリットがあります。
高音質で録音されたボーカル音源を使用してミキシングを行うことで、作品全体のクオリティが向上し、結果として動画の再生数にも良い影響を与えるため、スタジオでの録音は非常におすすめです。
デメリット
スタジオでの録音には、以下の3点のデメリットがあります。
これらの情報を考慮し、スタジオでの録音を検討していただければと思います。
②自宅
自宅での録音の人気は、手軽さやリラックスした環境が大きな要因です。
80%以上の歌い手が自宅で録音しているというデータもあり、レコーディングの新しいスタイルとして確立されています。
以下に、自宅録音の詳細なメリットとデメリットをまとめます。
メリット
デメリット
宅録におすすめの環境について
結論から言うと、一番録音環境を作りやすいのが、Adoさんもよくおっしゃっているクローゼットです。
録音の大敵である反響音やノイズは完全に除去するのがすごく難しいですが、大きく軽減してくれると共にコストもかかりません。
強いてデメリットあげるなら暑い事ぐらいです。
部屋鳴りの対策
- 吸音材の導入…壁に吸音材を配置することで反響音を減らす。
- リフレクションフィルターの使用…マイクの後ろに設置し、録音時の音の反射を抑えることができる。
- 部屋に柔らかい家具を置く…ベッドやソファなど、柔らかい素材の物を多く置くことで音の反響を軽減する。
- クローゼットを利用する…部屋が広くカーテンやベッドなどでも反響してしまう場合はおすすめです。
ちなみに僕はクローゼットを改装しレコーディングルームにしています!
ノイズ対策
- 録音前の環境チェック…録音の前に、音が出る機器(エアコン、換気扇など)を停止させる。
- 録音時間の工夫…近隣の音が少ない時間帯に録音することを心がける。
近隣への配慮
- 音漏れ対策…遮音カーテンや防音材を取り入れ、周囲への音漏れを防止する。
- 録音場所の見直し…隣人に配慮が必要な場合は、音の漏れが少ない場所での録音を検討する。
自宅での録音は、時間の柔軟性や快適さが魅力ですが、部屋鳴りやノイズなどのデメリットがあります。
しっかりした対策を講じることで、より質の高い録音が可能になります。
③カラオケ
カラオケでの録音は、スタジオや宅録が難しい方にとっての救済手段と位置付けられています。
メリット
デメリット
カラオケの代替案
歌ってみたの録音を目的とした専用のカラオケ施設も存在するため、地域にそういった施設があれば、そちらを利用することを検討するのも良いでしょう。
具体的には全国展開している「快活クラブ」という漫画喫茶にあるワンツーカラオケという部屋をレンタルする方法です。
全ての店舗で共通か分かりませんが、僕の近所のワンツーカラオケのコンデンサーマイクはオーディオテクニカのAT-ESA7で、スペックだけなら人気のAT4040に引けを取らないものを置いていて、オーディオインターフェイス(スペックは忘れたが)もちゃんとあります。
この方法もあまり知られていないかもしれませんが、これまでのおすすめの方法と比べ音質も良く、経済的な面でも非常に有効です。
カラオケでの録音は、手軽さという点では魅力がありますが、音質面でのデメリットが大きいため、あまりおすすめできません。
特にノイズや反響音が問題となるため、しっかりと対策を講じることが重要です。
可能であれば、スタジオや宅録の選択肢を優先することを推奨いたします。
④車
車での録音は、スタジオや宅録が難しい方にとっての一つの選択肢ですが、大きなメリットは少ないと言えます。
メリット
デメリット
車での録音は、コストがかからず、ある程度の音質が期待できる選択肢ですが、立った状態での録音が難しいことや雑音の影響、コンデンサーマイクの取り扱いなどといったデメリットもあります。
これらの点を考慮し、録音環境を整えることで、より良い音源を得ることができるでしょう。
⑤簡易防音室
簡易防音室を自宅に設置することは、特に音漏れが気になる方にとって有効な選択肢です。
周囲の住民に迷惑をかけたくない場合は、ぜひ検討してみてください。
メリット
デメリット
簡易防音室は、音漏れ対策として非常に有効ですが、費用や夏場の暑さ、設置スペースなどのデメリットも考慮する必要があります。
これらの要素を十分に検討した上で、設置を決めることをお勧めいたします。
音質の向上や録音環境の改善を目指す方にとって、貴重な投資となるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?ご自身に最適な収録場所は見つかりましたでしょうか。
私個人としては、自宅やワンツーカラオケのような録音を目的とした、専用のカラオケ施設をおすすめいたします。
どこも一長一短あって選ぶのが難しいよー!
確かに、自分の予算や環境によって最適は変わるから、事情に合わせた楽しみ方が大切だね!
5つご紹介しましたが、是非ご自身に合った録音場所を活用してください。
生活環境やコストに応じた方法で、無理なく歌い手ライフを楽しむことができるはずです。
この記事が少しでも皆様の「音楽」のお役に立てれば幸いです。