ギター弾き語りを始めるにあたり、必要なアイテムは意外と沢山あります。
また、一度購入すると長期間使用することが多いため、初めにある程度質の良いものを選ぶことが重要です。
アコギだけあればいいじゃん!!
無くてもいいんだけど、スタイルによってはあると便利な物が多いんだよね!
本記事では、アコースティックギターを始めるにあたっての「必須アイテム」と「あったら便利なアイテム」を、それぞれおすすめの製品とともに紹介します。
これらの情報が皆様の参考となり、ギター弾き語りの第一歩を踏み出す手助けとなれば幸いです。
- アコースティックギター弦
- 初心者には細めの弦がおすすめで、コーティング弦は扱いやすく、長持ちします。
- カポタスト
- よく使うアイテムで、挟むタイプのカポタストは安価で手軽に使えます。
- チューナー
- 音程を調整するための必須アイテムで、クリップ式のチューナーが便利です。
- ピック
- アコースティックギターの弾き語りには、おにぎり型の薄めのピックが適しています。
【ギター弾き語り】必要なもの一覧
アコースティックギター弦
まず、アコースティックギター用の弦は消耗品であり、初心者の方が選ぶ際にはいくつかの点に注意が必要です。
いつ切れても良いように交換用に1セット余分に置いておき、1つの弦が切れた場合は全部交換する事をおすすめします。
弦交換は時間はかからないけど、弾いている最中に弦が切れ、予備の弦が無いとガッカリするよ…。
初心者がアコースティックギター弦を選ぶ際には、弦の太さに特に注意を払いましょう。
一般的には万能な「LIGHT」ゲージの弦が推奨されますが、初心者の方には「EXTRA LIGHT」ゲージをおすすめすることが多いです。
細い弦の方が押弦が楽で、指が慣れるまでの間は細い弦を選ぶと良いでしょう。
太さ | 名称 | 弦幅 | 特徴 |
---|---|---|---|
太い | MEDIUM | 13-56 | 弦押し難いが強い音 |
やや太い | LIGHT | 12-54 | やや弦押し難いが厚い音 |
やや細い | CUSTOM LIGHT | 11-52 | 弦押し易いがやや細い音 |
細い | EXTRA LIGHT | 10-47 | 弦押し易い分細い音 |
次に、アコースティックギター弦には通常の弦とコーティング弦があります。
コーティング弦は、弦交換の頻度を減らせるためおすすめです。
ただし、最初のうちは弦交換に失敗することが多いため、まずは安価な通常弦で弦交換に慣れることをおすすめします。
名称 | 弦交換の目安 | 値段 |
---|---|---|
通常弦 | 約1ヵ月 | 1箱 700円~1200円 |
コーティング弦 | 約3ヶ月 | 1箱 1500円~2500円 |
おすすめの通常弦: DADDARIO EJ15
おすすめのコーティング弦: Elixir EXTRA LIGHT
カポタスト
「Thalia Capo」Limited Series Black Chrome Moon Phases on Pearl [新仕様] タリアカポカポタストは、演奏のキーを簡単に変えることができる便利なアイテムです。
特にアコースティックギターにおいては、バレーコードを避けるためにカポタストを使用して演奏キーを調整することが多く見られます。
カポタストを移動させることで楽曲のキーが変わるため、Uフレットなどのコードサイトでもカポタストの位置が明確に指定されています。
カポタストがないと演奏できる楽曲が限られてしまうため、ギターを購入する際にはカポタストも一緒に揃えておくことをお勧めします。
初心者の方には、特にMARTISAN NC-20というカポタストをお勧めします。
この製品は1,000円程度で購入できますが、その品質は非常に優れています。
また、素材が頑丈であるため、低価格でも長期間使用することができる良質なカポタストです。
チューナー
「KORG」 Pitchclip 2+ [PC-2+] CLIP-ON TUNERギターの音程を正しく合わせるためには、チューナーというアイテムが不可欠です。
楽器の上達には正確な音程感を身につけることが重要であり、そのためにもチューナーは非常に重要な役割を果たします。
チューナーにはさまざまな種類がありますが、特にギターヘッドに取り付けられるクリップチューナーをお勧めします。
このタイプのチューナーは、ギター弾き語りをしながらでも簡単に音程を調整できるため、非常に便利です。
今はスマホでチューニングできる時代ですが、やっぱりクリップチューナーの方が早く便利です。
多くのチューナーにはさまざまな機能が搭載されていますが、初心者には必ずしも必要ではないことが多いです。
そのため、シンプルなチューナーを選ぶことをお勧めします。
私がお勧めするのは、KORG PitchClip 2です。
このモデルは電源ボタンが一つだけで、計測モードも一つだけと非常にシンプルです。
ピック
「D’Addario」The Beatles Yellow Submarine 55th Anniversary Pick名称 | 厚み | 硬度 | 得意 |
---|---|---|---|
HEAVY | 1.0㎜ | 硬い | ピッキング向き |
MEDIUM | 0.7㎜ | 中間 | 万能型 |
THIN | 0.6㎜ | 柔らかい | ストローク向き |
ギターの弦を弾く際に必要となるアイテムとして、ピックが挙げられます。
市場には多種多様なピックが販売されていますが、初心者の方は「形状」と「厚さ」に注目して選ぶことが重要です。
万能型の形状「ティアドロップ」のおすすめ
ピッキング型の形状「ジャズ」のおすすめ
個人の好みによって選択は異なりますが、弾き語りにおいてはストロークに適したトライアングル型のTHIN(薄い)ピックが使いやすいとされています。
そのため、まずはトライアングル型のTHINピックを購入することをお勧めします。
特におすすめなのは、DUNLOP TORTEX トライアングル 0.6mmです。
ストローク型の形状「トライアングル」のおすすめ
このピックはプロアマ問わず多くのギタリストに愛用されており、非常に人気があります。
使いやすさに優れているため、10枚ほどまとめて購入しておくと便利でしょう。
このように、ギター演奏において適切なピックを選ぶことは重要であり、特に初心者の方にはDUNLOP TORTEX トライアングル 0.6mmが最適な選択となるでしょう。
【ギター弾き語り】あったら便利なもの一覧
ギターケース
「ARIA」ABC-300AG (Turquoise) [アコースティックギター用]基本的には、ギターに付属しているケースを使用して問題ありませんが、安価なギターに付属しているケースは衝撃に対して強度が不足していることが多いです。
特に電車や自転車で移動する場合は、パッドなどの緩衝材が入ったケースを購入することをお勧めします。
なお、5~10万円程度のギターに付属するケースは、多くの場合、緩衝材入りのギグバッグであるため、そのまま使用しても問題ありません。
私が特にお勧めするのは、SKBの1SKB-GB18です。
このケースは内側がパッド入りのナイロンで構成されており、衝撃に対して非常に強い作りとなっています。
外に持ち運ぶ機会が多い方には、ソフトケースでは不安が残るため、1SKB-GB18のような緩衝材入りのケースを選ぶことをお勧めします。
このように、ギターを安全に持ち運ぶためには、適切なギターケースの選択が重要であり、特に外出が多い方には緩衝材入りが最適な選択となるでしょう。
ギタースタンド
「Fender USA」DELUXE WOODEN HANGING GUITAR STAND (#0991829000)ギタースタンドは、ギターを保管するための便利なアイテムです。
必須ではありませんが、できるだけ購入することをお勧めします。
なぜなら、ギタースタンドがあることでギターに触れる機会が増え、練習の頻度が向上するからです。
ギターの上達には、ギターを手に取るまでの障害をできるだけ減らすことが重要です。
そのため、ギターをケースに収納するのではなく、日常的にギタースタンドにかけておくことを推奨します。
ギタースタンドは、高価なものである必要はありません。
お勧めの製品として、キクタニ GS-102Bがあります。
このスタンドはライブハウスやスタジオでもよく見かける定番品です。
また、壁掛け型のギタースタンド「ギターヒーロー」もおすすめです。
壁掛け型のスタンドは部屋を広く使える上、掃除もしやすくなります。
ギターをより手軽に、そして頻繁に練習できる環境を整えるために、ギタースタンドの導入をご検討ください。
ギターストラップ
「BLUE BELL」 Road Series Hoodoo [BBR070]ギターストラップは、立って演奏する際に必要となる重要なアクセサリーです。
自宅での練習では必須ではありませんが、立って弾く練習を行うと自然と良いフォームが身につきます。
座って弾くだけでは、変な角度で演奏する癖がつくことがあり、そのため、ギターストラップを購入し、定期的に立って弾く練習をすることをお勧めします。
お勧めのギターストラップとして、KC PGS-1001があります。
このストラップは1,000円以下で購入できるにもかかわらず、質が非常に良いです。
また、紐も付属しているため、ストラップピンの有無に関わらず使用できます。
ストラップピンが付いていないギターの場合は、ストラップを紐でネックに結びつける必要があります。
ストラップピンが付いているギターで、紐を使用しないものをお探しの方には、定番のERNIE BALL P04037もお勧めです。
このストラップは約1,000円で購入でき、エリック・クラプトンなどのプロミュージシャンも使用している信頼性の高い製品です。
立って演奏する習慣を取り入れることで、より良い演奏フォームを身につけることができます。
譜面台
「ARIA」AMS-301B 譜面台譜面台は、譜面やスマートフォン、タブレットを置くための重要なアイテムです。
必須ではありませんが、ギターを弾く際の姿勢を良くするためには非常に有用です。
床に座ってギターを弾く際に譜面台がないと、譜面を床や机に置くことが多くなり、姿勢が悪くなることが多いです。
そのため、演奏する環境に応じて譜面台を用意することをお勧めします。
特に、折り畳んで携帯できるタイプの譜面台は、外出先でも使用できるため非常に便利です。
また、机で使用する場合には、卓上型の譜面台を選ぶと良いでしょう。
私自身も自宅での撮影や録音の際に、卓上型の譜面台を使用しています。
ギター清掃グッズ
「Gibson」Polishing Cloth [AIGG-925]アコースティックギターを綺麗に保つためには、専用のアイテムを使用することが重要です。
適当なアイテムを使用すると、傷がついたり、塗装が剥がれたりする恐れがあるため、注意が必要になります。
ギターの清掃に必要なアイテムとして、ギタークロスとポリッシュが挙げられます。
ギタークロスは布で代用することも可能ですが、ギターを傷つけないために、ソフトで目の細かい専用クロスを用意することをお勧めします。
ポリッシュを使用して拭く用と乾拭き用の2枚を準備しておくと良いでしょう。
ポリッシュはギター清掃用のワックスですが、適当なものを購入すると塗装が剥がれることがあります。
必ず楽器用のポリッシュを選ぶようにしましょう。
工具
「Dunlop (Jim Dunlop)」SYSTEM 65 BASS COMPLETE BASS SETUP KIT [DGT202]工具は主に弦交換時に必要となるアイテムです。
具体的には、弦を切るためのニッパー、ピンを外すためのピンプラー、ペグを回すためのワインダーがありますと非常に便利です。
例えば、MARTISAN NC-20はブリッジピン抜きとしても使用でき、周囲を傷つけずにピンを外すことができます。
また、ワインダーを使用することで、ペグを高速で回すことができ、弦交換の作業が効率的になります。
もちろん、ニッパーだけでも何とか対応できますが、ピンプラーとワインダーも揃えておくと作業が格段に楽になります。
特におすすめのアイテムは、ニッパー、ワインダー、ピンプラーが一体化されたPro-Winder DP0002です。
このような一体化されたアイテムを使用することで、個別に工具を用意する手間が省け、携帯時にも便利です。
以上の工具を活用して、弦交換をスムーズに行っていただければと思います。
まとめ
- アコースティックギター弦
- 初心者には細めの弦がおすすめで、コーティング弦は扱いやすく、長持ちします。
- カポタスト
- よく使うアイテムで、挟むタイプのカポタストは安価で手軽に使えます。
- チューナー
- 音程を調整するための必須アイテムで、クリップ式のチューナーが便利です。
- ピック
- アコースティックギターの弾き語りには、おにぎり型の薄めのピックが適しています。
アコースティックギターの弾き語りを始めるためには、ギター本体以外にも様々なアイテムが必要です。
ギター以外でも質の良いアイテムを選ぶことで、長期間にわたり快適に使用できます。
記事を見てると、あれば便利なアイテムもなんか必須なような気がしてきたよ…。
アコースティックギター自体が高価だからね、無理する必要はないけど、時間の短縮になったり快適なプレイが出来たりとメリットは多々あるね。
本記事では、弾き語りに必須のアイテムとあれば便利なアイテムを紹介し、それぞれおすすめを紹介しました。
これらの情報が皆様のギター弾き語りの第一歩を踏み出す手助けとなることを願っています。